ことあれかしだった

ちいさい怪談や奇譚を細々と書いています

バックベアード

こんばんは。

ご無沙汰しております。

わたしなぜか、「ごぶさた」と打とうとすると、必ず最初は「ごぶた」となってしまい変換がイミフになります。

気持ちは「ごぶさた」と打ったつもりなので、頭の中もしばらくイミフです。

はぁ!? このIME壊れてるんじゃないの!? とひとしきり憤慨したのち、真実にたどり着き虚無が訪れます。

 

妖怪とかモンスターとかって、だいたいモチーフがありますよね。

天狗は山伏とか、鬼はどっかの外人、ドワーフは鉱夫で、人魚はマナティー? ジュゴン

ぱっと見異形に見える、鵺やキマイラ、グリフォンケンタウロス、スキュラ、ナックラビーみたいなのも、色んな動物をくっつけた形ですし、やっぱりモチーフありきです。

幻想世界の住人は、その土地土地、国々の人たちの生活や文化、また風土や社会情勢からあらわれ、今日まで受け継がれてきた大事なものです。

ですから、実際にいる・いないと言った話はナンセンスだと思いますし、良識ある大人としては、「存在するが実在しない」というのが、地に足をつけつつ創作を楽しむためのスタンスでしょう。

「こんなのがいたらいいな」

「こんなのがいたらやだな」

「こんなのがいるはずだ」

そんな素朴な感想をベースにして、実際にあるもの、起こったこと、また何となく漂う雰囲気を象徴するようなモチーフを、変容させたり、またツギハギにしたりして彼らは生まれます。

やがて誰かが、

「こんなのがいた」

と言ったとき、彼らの姿はより鮮明になり、詳細な設定が与えられるのです。

その割に世界各地に似たようなのがいるのって面白いですよね。

同じ人間ですし、似たような風土、似たような文化を持つと似たような妖怪やモンスターが生まれるんでしょうか。

東洋の龍と西洋のドラゴンがよく対比されますが、恐竜の骨から着想を得て~といった話を聞いた以上、わたしは何百年、何千年も前には本当にいた説を推したいと思います。

わたしがここまでダラダラ書いてきたようなことは全部ウソで、本当は妖怪やモンスターは実在してるとかだったらいいのにな。

 

その点バックベアード様とかのびあがりはすげえや!

モチーフが全然わかんないんだもの!

あ、ルドンのアレかな。。。

人間の想像力ってすごい。

でもNYの高層ビルの隙間にバックベアード様が君臨する姿を想像すると、やっぱめちゃくちゃカッコいいです。しびれる。

 

では!