ことあれかしだった

ちいさい怪談や奇譚を細々と書いています

トッププレデター

こんばんは。

カラスが来て、昨日の食べ残しをつついています。

普通にわたしが近くにいるのに、知らん顔。

 

山ン本五郎左衛門只今退散仕るを読み直してほっこりしてました。

山ン本は「さんもと」と読みます。やまんもとじゃないよ。

近所のお子様に「最強の妖怪は大天狗だよ」と言われて、「しっぶ」と思わず驚嘆の声を上げてしまいました。

最強は手洗い鬼やろどう考えても(わたしの中でダイダラボッチは神カテゴリです)と思うのですが、どうやらお子様界隈では最強王シリーズなる本が流行っているらしく、その妖怪編である「妖怪最強王」では大天狗が優勝したらしいです。

なんでも八岐大蛇を下した酒呑童子に勝利したとのことで、なんか、なんというか、、すげえや!

でもこうしてお子様が妖怪に興味を持ってくれるのは素晴らしいことなので、ありがとう最強王。

ドラゴン最強王なるものもあるらしく、今度持ってくるから一緒に読もうと言うので、

「リントヴルム載ってるなら読んだるわ」と挑発してみたところ、「リントブルムおった」と言うので、ちょっとワクワクしてます。

 

トッププレデターって威厳がありますよね。

鷲とか、狼とか、鯱とか、虎とか、羆とか、キングコブラとかって、なんか顔に間抜けさがないというか、シュッとした佇まいです。

昔、動物園でライオンの子供と虎の子供触り放題みたいなコーナーがあったのですが、子ライオンはなんか、でっかい猫って感じで愛嬌がありました。

一方の子虎は、子供なのにすでに虎で、ちょっと怖くて触れなかった覚えがあります。

トッププレデターだから威厳があるのか、威厳があるからトッププレデターになったのかが重要で、わたしは最近、後者の説を推してます。

もしかすると生き物の一番大事な要素って威厳?

威厳でご飯は食べられないと言われるかもしれませんが、もしもトッププレデターたちが威厳でご飯を食べている存在だとすると。。

というわけで、何でもありなら人間がトッププレデターのはずなので、わたしも明日から威厳をそなえるべく、シュッとして日々の生活を送るようにしようと思います。

 

では!