ことあれかしだった

ちいさい怪談や奇譚を細々と書いています

メトロイドヴァニア

こんばんは。

窓ガラスを伝う水滴のすじが雨の形を教えます。

指を伸ばしてそっと触れると、かすかな冷たさはすぐに体温に紛れてしまいました。

すでに記憶となってしまった雨の残滓。

そのかすかな気配をまとう指先を眺めます。

あれ、なんか思ったより濡れてる。

これ雨じゃねえ結露だ!!

続きを読む