真っ白い廃墟のような所でした。 緑の深い森に囲まれていて、子供のわたしは入り口へ続く白い石の階段に座って、手をついたなりで掌に触れる石の感触を確かめるように、階段の表面を撫でていました。 空の色を見ると、高く青黒い所から森の際にかけて色あせ…
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