こんばんは。
冬将軍との戦いには連戦連敗中です。
パソコンはぶっ壊れるわ、水道管は破裂するわ、畑の作物は枯れてしまうわでエライことです。
Netflixには登録されていますか?
伊藤潤二マニアックはご覧になりましたか?
生きる目的が増えて嬉しいです。
わたしは人の作品にケチをつけるようなことはしません。
それがプロのものであれ、シロウトのものであれ。
嫌なら見ないだけの話なので、必然的にわたしが何か感想を述べることがあれば、それは尊敬と賞賛ばかりになります。
好きなものしか見ないので、当たり前ですよね。
J先生の、蔵書幻影という作品が大好きです。
全J先生作品の中でも最も好きかもしれず、全漫画作品の中でもTOP5に間違いなく入ります。
今日、初の映像化に、悦びに震えながら見ました。
※いちおうネタバレ注意
あのオチは。。あのオチは。。。うわああああああ
以上が感想です。
以下も感想です。
結論、オチが改変されていたわけですが、わたしにはちょっと受け入れ難いものでした。
そもそも蔵書幻影の話の筋を申し上げると、美しい夫婦の間に流れる静謐な狂気が、ある出来事をきっかけに少しずつ広がり、やがて美しい破滅へと進んでいきます。
記憶の物語です。
どうしようもない運命のようなものに必死に抗い、怪物へと変貌していく美しい夫の姿、見守ることしかできなかったけれど、最後に自分の意思を見せる妻の美しい姿、そして物語の終わりに示唆される本当の怪物の姿。
すべてがありのままに進行し、読者ははじめから置いて行かれたまま、美しい光景をただ傍観することしかできません。
精緻な筆で描かれる、言語化できない素晴らしい読後感の虜となってしまったものでした。
で、今回映像化されるにあたって改変されたわけですが、これによって物語の質が随分変わってしまいました。
端的に申し上げると、裏で糸を引いている人物がおり、叙述トリックのような話になっていました。
オチを見ることで、すべてに説明がついてしまうようになったのです。
陳腐、とまでは言いませんが、なんか、何と言うか。。
うわああああああああん
改変シナリオもJ先生ご考案のものでしたらほんとすみません。。
あ、首吊り気球とかめちゃよかったですよ。最高。
ちっちゃい頃、読んでてなぜか親に怒られたのを思い出しました。
では!