ことあれかしだった

ちいさい怪談や奇譚を細々と書いています

スルメ

今日はO365が使い物にならない日でしたね。

わたしも仕事やらなんやらで使うことが多いので、渦中は身動きが取れずぼーっとしてました。

SaaSをはじめとしたクラウドサービスの宿命かもしれませんが、自分がダメならみんなもダメだよねと思って安心することもできるのかな。

世の中の流れがいわゆるサブスクにかじを切って、ものを所有しないことがイケてるみたいな風潮になっているのが少し居心地が悪うございます。

Spotifyなんかは最初、すげーのがきたぜええと盛り上がったものですが、やっぱりCD買って棚に並べときたいなあと思います。

あとiPod復活してほしいです。。

 

あーでも映画とかはわたしはサブスクで十分かもしれません。

観るのに体力使うので、だいたい一期一会としております。

ブルーレイ持ってるの七人の侍ぐらいしかない。。

そうだ、最近観てすごく楽しめたのがあって、心霊マスターテープがとてもよかったです。

www.entermeitele.com

シーズン3ぐらいまであるのですが、モキュメンタリーっていうんですかね、ホントっぽいフィクションです。

わたし自身、晩御飯を食べながら呪いのビデオ的なのを観るのがすごい好きで、XXXとか毎回楽しみにしてます。

さっき映画を観るのに体力を使うといった通り、呪いのビデオ的なのって基本オムニバスですし、リングとか呪怨観るよりよっぽど肩の力抜ける尺なので気楽に手が出せます。

当然当たり外れがあるので、ハズレたときの微妙な空気はやばいですが、そういうのも含めて楽しませてもらってます。

最近観たEYEも最高でしたが、その一個前の念写のオチがめちゃオシャレで印象に残ってます。

 

なんの話してたんですっけ。

こないだみんな死んで誰もいない実家の片付けに帰ったとき、物置で七輪を見つけました。

庭に持っていって、そのへんにあった炭を入れて火をおこして、スルメを焼いて食べました。

遠くに住んでる叔父さんと相談して、売っぱらっちまおうと決めた家なので、こんなことできるのもこれで最後だなーと思いながらくちゃくちゃやってました。

ふと昔、死んだ犬を庭の木の下に埋めたことを思い出して、次に住む人が見つけて呪いかなんかだと勘違いされると困るので、骨ぐらいどけようと木のところまで行きました。

枯れかけた柊の根本を掘ってみると、スコップの先に硬い感触がありました。

けっこう浅いなーと思って土をどけたところに、お土産とかお中元とかで貰うような大きなお菓子の缶からが出てきました。

埋葬した当時の記憶がいまいち曖昧で、骨壷代わりかな? と思いながら蓋を開けてみると、黒い縄の切れ端と、全然知らない女の人の写真が一枚入っていて、写真を裏返すと、子供っぽい字で「おかあさん」と書いてありました。

 

では!