ことあれかしだった

ちいさい怪談や奇譚を細々と書いています

インプット/アウトプット

読書歴の浅い身ですが、やはりインプットがなければ碌なアウトプットができんなーと感じる今日このごろです。

同じ生活を続けていると同じものしかインプットされないわけで、出てくるものもやっぱり似たような文章、似たような筋書きで、何か刺激がないと思考が節約されてしまうんでしょうね。

慣性の法則とは物理の世界だけではなく、わたしたちの心の動きにも影響しているようです。

 

何かをインプットしようとするとき、わたしはまず古典に目を向けます。

理由は単純で、時間のスクリーニングを受けているのでハズレはないでしょきっと、という思考停止によるものです。

人生の中で暇のある時期に古典に触れず遊んでばかりいたというのも大きいです。

また昔から隠公左伝桐壷源氏の気はあったのですが、しばらく活字に触れないでいるとなおさら症状が悪化しており、こないだ読み直そうと思って買ったジョージ・オーウェル1984もまだ2ページぐらいしか読んでいません。

こりゃまずいぞと思うのですが、とにかく本を読んで物語の世界に浸るということが難しい体となってしまっております。

ここでまとめると、わたしの現状にまつわる課題は以下のとおりです:

  1. インプットしなければならない
  2. 古典でなければならない
  3. 飽きずに読まなければならない
  4. 量が多くなければならない

これらの条件を満たす何か、凄まじくコスパのいいもの。

見つかりました。

 

 

ご覧のとおり辞書です。

故事成語とかことわざとか慣用句とかの意味と成り立ちが解説されているのですが、これが非常に面白く、しかも当然各々の項目はさほど長くもありませんから、わたしのような自堕落でもすんなり読めます。

そしてボキャブラリーが増えるという嬉しい副作用もあります。

これ最高やんと思いながら、時間のある時にゆっくり読み進めています。

当然読みながら眠くなってくるのですが、そのまま寝てしまうのもまた格別。

はたから見たら狂人ですが、楽しいので良し!

 

では!